塾生の声(作文)│埼玉県剣道場・武道を通じてたくましく優しい子を育てる優心塾川井道場

「教わったこと」  中学1年生 成田亮輔

 先日、川井道場にななちゃんが来てくれました。ななちゃんは耳が不自由です。
 ぼく達はふだん発声とともに気迫を出して相手を威圧します。でも耳の不自由なななちゃんはどうやって相手の気迫を感じるのだろうと思いました。ぼくはまず稽古の時に耳からの情報を遮断すると、どのようになるのだろうと考えてみました。まず心にに響いたのは、相手の目でした。相手は僕の目をぐっとにらんでいました。その次に振動でした。相手が攻めたりつめてきた時のわずかな振動をかんじました。
次の稽古の時、ななちゃんが手紙を書いてきてくれました。僕はその時、その文の中でもう一つ答えをみつけました。それは「竹刀」でした。
「川井先生と竹刀でお話をした。」と書いてありました。
僕はそれを聞いて、確かにそうだと思いました。相手が攻めてきたり、相手のおこりや、どうしたいかを僕は、今まで目や耳で感知しているものだと思っていました。しかし、それを竹刀での会話という動作だと気づいたななちゃんは、すごいと思いました。
さらに、僕はもう一つ気付きました。それは、耳からの情報がなくなることによって、他の動作にとても集中することができ、敏感になることです。少しの相手の動きや、目の動きなどを、集中することによって誰よりも早く察知することができます。
そのことが、ななちゃんの、僕たちより長けている部分だと思いました。なので、それに負けぬよう、ふだんの稽古で小さなところにも集中し、相手の動作に敏感になれるように努力します。

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