塾生の声(作文)│埼玉県剣道場・武道を通じてたくましく優しい子を育てる優心塾川井道場

剣の道  高校1年 端 真璃華

雨宮先生と私が出会ったのは、小さい頃のことなので正直あまり覚えていません。でも稽古をつけてもらったことは覚えています。たくさんの稽古をつけてもらってきて、小学5年生の時に、「端さんは素直な剣道をしているね。」
と、初めてお言葉を下さいました。素直な剣道をしていると言って下さったのも、もちろん嬉しかったのですが、何よりも嬉しかったのは、初めて名前を呼んでくれたことです。
雨宮先生はすごく優しくて剣道も強くてきれいで、尊敬している先生です。そんな先生に名前を呼んでもらって、もう嬉しいなんてもんではありませんでした。雨宮先生が道場にいらっしゃるたびに、「端さんは、端さんは」と言って下さり名前を呼んでいるのだけではなく、名前を覚えていてくださったのだと思いながら、にやけてしまいました。にやけてしまうほど嬉しく、私は雨宮先生の一番になりたくて必死に稽古に掛かっていました。当時の私も、今の私も、雨宮先生がどうして私を可愛がって下さるのか正直わかりません。私の剣道の何がいいのかわかりません。ただ
ひたすら雨宮先生に可愛がってもらいたくて、自分のすべてをぶつけていました。
  雨宮先生は次、いつ来られるのだろうと、わくわくして待っていた中学生の夏頃、雨宮先生は体調を崩してしまい、道場に来られなくなりました。私をこんなに可愛がってくれるのは雨宮先生しかいなかったので、すごく悲しかったです。そのようなことを手紙に書くと、雨宮先生は、いつも、「また必ず行くからね。」と、返して下さいました。その言葉を私は信じ、次に会う時はもっと成長した自分を見てもらおうと、気合いが入っていました。でも先生の体調は悪化していくばっかりでした。なのに私は、あの言葉を信じて雨宮先生のことも考えずにずっと、「また道場に来て下さい。」と、送り続けていました。今思うと自分は何をお願いしているのだろうと思いました。あの時、先生はベットで寝たきりで無理に決まっているのだから自分から会いに行くべきでした。先生のこと大好きなのに何もしないで先生は旅だってしまいました。  もう雨宮先生に会えないと思うと、すごく、すごく寂しいです。でも、私は足を止めません。先生にはもう会えないかもしれませんが、いつまでも先生が私のことを見守ってくれると信じています。なので私は、先生が言って下さった言葉(素直な剣道)に向かって前に進みます。これが何もできなかった私からのすべての恩返しだと思います。なので私の成長を最後まで見ていて下さい。たまには違う道に行ってしまうこともあるかもしれませんが、その時は、雨宮先生との一つ一つの思い出を思いだします。
  雨宮先生みたいな素晴らしい先生に出会えて本当に良かったです。私は幸せ者です。可愛がって下さって本当にありがとうございました。先生のことは一生心に残しておきます。

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